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ヴィンテージシューズの落とし穴

こんにちは。

TOY筋です。
20代で憧れの靴ブランドを食費切り詰めて購入して
30代になり、家族を持ち昔みたいに
高級靴にだけ投資するわけにもいかずおむつ代やミルク代も稼がないといけない
しかし止まらない靴物欲を抑えるためにヴィンテージを少しかじりました。

著名なブランドがコンディション次第ではかなり格安で購入できるという点と
今では見ることが出来ないような意匠などを多くみられる。
また、現在は廃業してしまったブランドなどのデットストックものを
サイズが合えばシンデレラ感覚で購入できる。

欲しくても買えない環境。買っても昔ほど投資額が少ない。
靴好き家族持ちにはちょうど良いです(笑)

さて、1~2足は成功したヴィンテージシューズ。
これが3足目・4足目にやられました。

3足目はライニングの革が履くたびにパリパリと
ソックスについてくる・・・
※こちらは流石に知り合いの修理屋さんに修理を依頼中。

4足目に買ったのはこんな靴でした。

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ロブリーというアメリカ靴の昔ながらの
ネイビー×ネイビーのコンビに白ステッチ。

一番の購入の決め手はつま先のデザイン。

このウォーズマンみたいのは何?

実はこれ「Uチップ」なんです。

皆様が想像するいわゆるUチップは「オーバーレイプラグ」といって
正式にはUチップではないとの事。

そんなネタをダンディーなお客様に教えていただいて
ふわぁ~と頭の片隅に記憶していたところにこの靴が売っていたわけです。

サイズは8C。TOY筋のベストは6-1/2Eなのでかなり無理しましたが
履き心地よりデザイン重視(笑)
※ここら辺は昔から変わりません。

しかし2~3回はいたら、、、

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ヴィンテージ靴はただでさえ50年近く潤いから遠ざかっているのに
この革はクロコの型押しの顔料仕上げで履くたびに再度の顔料が銀ごとはがれていくのです・・・

どうしよう。
デリケートクリームなどで急遽保湿しても
ここまでバキバキだと回復不可。。
保湿する傍から布に剥離した部分が付着してくる相当なバットコンディション・・・

これは剥がすしかないか・・・

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サンドペーパーでヤスりました。
ヤスったというか、擦る摩擦で剥がれていきました。
両足両サイドがこの状態でしたので計4か所。
⇒1っか所だけ試しにヤスってそのほかの部分は
あえてパリパリのまま残しておきました。

この後、屈曲部でなければレザー用のパテで埋めてからありですが
この部分ではすぐにまた割れてしまう。

今考えれば床ノールみたいなもので床面を潰してからでもよかったかな(笑)

そこでもう表面に保湿は皆無と判断して
例の密着力抜群のレザーコンシーラーを厚塗りしてみました。

レザーコンシーラーは屈曲部に耐えられるだけではなく
密着力が高く膜の様なものを張ってくれるので
パリパリごと膜で密着させちゃえ作戦。

ドン!

これが

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これに

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つづいてこれが

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これに

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最後にヤスった個所のここが

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こんな感じに見た目ではわかりにくいですが
ザラザラも抑えてツルツル感がかなり増しました!!
※流石にクロコの型押し感は消えますがこの個所ならそこまで目立ちませんからね!
むしろ、パリパリ剥げているほうがみっともないですからね。

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まだ、その後履きこんでいないので経過報告もアップさせていただきますね!

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皆様もヴィンテージシューズを購入されるときは
ライニングやアッパーの屈曲部は初めからヒビが入っていないか確認することをお勧めいたします・・・

TOY筋でした~
by intexrepair | 2016-04-04 08:45 | 靴のお手入れ